今、私は「木人(モクジン)」の3Dモデルを制作しています。
詠春拳の稽古でおなじみのあの木人です。
このプロジェクト、実は私ひとりではなく、造形作家の夫に習いながら進めています。
夫は普段から3D造形やプリントをしていて、私はその技術を横で見ているうちに「自分でも作ってみたい」と思うようになりました。
Contents
Blenderでモデリングに挑戦中
使用しているソフトは、Blender(ブレンダー)という無料の3Dモデリングツールです。
本格的な3Dアニメーションやゲーム制作にも使われるプロ仕様のソフトですが、誰でも無料で使えるのがすごいところ。
最初は画面に出てくる英語や専門用語に少し圧倒されましたが、
基本の操作(移動・回転・スケール)や、モデリングの考え方を少しずつ覚えていくと、とても楽しくなってきました。
木人の形を一つひとつ再現する楽しさ
木人の本体は円柱ですが、突き出した腕や足をどうやって取り付けるかが面白いポイント。
腕の角度や高さも、実際の木人を思い出しながら「ここかな?いや、もう少し下かな?」と調整していきます。
詠春拳を稽古してきたからこそ分かる、あの木人特有の構造やディテール。
モデリングをしながら「こんなところにバランスの工夫があるんだ」と、逆に学びが深まる感覚があります。
「この棒は顔への上段のパンチを想定してるからもう少し高くしたい、この棒は足を想定していて、型ではこう使う」
など自分でも気づかないうちに型が染みついていて、木人への理解につながっていたんだなと自分でも驚きました。
3Dプリントして、フィギュアと並べる予定です
完成したデータは、夫が持っている3Dプリンターで出力してもらう予定です。
実は以前、スモールワールズ東京で自分のフィギュアを作ってもらったことがあるのですが、
「そこに木人があったら面白いかも!」と思いついてしまったのです。
自分のフィギュアと、手づくりの3D木人を並べるなんて、まるでジオラマのようでワクワクします。
初心者にもおすすめ!3Dモデリングの魅力
Blenderは難しそうに見えますが、今は初心者向けのチュートリアル動画もたくさんあり、
基本をなぞるだけでも「形を作る」という達成感が得られます。
私のように「立体が好き」 「手を動かすのが好き」という人にとって、3Dモデリングは新しい表現手段になります。
そして何より、「データを作れば、現実にモノとして出力できる」この仕組みがとても楽しい!
木人のある日常に、一歩進化を
カンフー映画好きの憧れであり、詠春拳の稽古に欠かせない木人。
そのミニチュア版を自分の手で作るという体験は、とても特別なものです。
また進捗があれば、ブログでご報告しますね!
いつか皆さんにも、私のフィギュアと木人を並べた様子をお見せできたら嬉しいです。

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