武術は「できた!」の積み重ね|今日の稽古で感じたこと

今日は、仲間たちと一緒に稽古をしました。
既習の技を復習しつつ、新しい技を二つ学びました。

新しい技に挑戦すると、最初は当然うまくいきません。
動きの流れを頭では理解しても、体がついてこない。
そんなもどかしさを感じながら繰り返していると──

ある瞬間、ふっと動きがつながる瞬間が訪れました。

出来なかった技も、あきらめずに地道に取り組んでいれば、
「急にできるようになる日」が来る。
今日の稽古は、そんな小さな成功体験をまたひとつ刻む時間になりました。


初心を思い出す、大切な瞬間

今日は、体験の方や入会したばかりの方とも稽古をしました。
初々しい動きに触れると、自然と自分が初めて武術に触れた頃のことを思い出します。

新しい環境に飛び込む勇気、
うまくできなくても楽しもうとする気持ち──

初心を思い出させてくれる存在が、道場には必ずいる。
そのことにも改めて感謝した一日でした。


武術は「言葉のない会話」

仲間と稽古をしていると、技を通して語り合うような感覚になる瞬間があります。

言葉を交わさなくても、
間合いを測り、気配を読み合い、
お互いの呼吸を感じながら動く。

これは、武術ならではの特別な快感です。

初心者同士でも、経験を重ねるごとに
「相手の意図を感じる」
「自分の動きで応える」
そんな無言のやり取りができるようになっていきます。

達人たちは、きっとこの感覚をもっと深く味わっているのだろう。
そう思うと、未来にワクワクする気持ちが膨らみました。


おわりに|小さな積み重ねが未来をつくる

武術の修行は、目立つ進歩は少ないかもしれません。
でも、今日のような「できた!」という小さな瞬間の積み重ねこそが、
未来の自分を育てていくのだと感じています。

これからも、一回一回の稽古を大切に、
仲間と共に、そして自分自身とも対話しながら、歩んでいきたいと思います。

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