※Instagramでは簡単にご紹介しましたが、ここではもう少し掘り下げて、私がこの本から得た気づきや、日々の修行との関わりについて綴ります。
どんな本?
『7つの意識だけで身に付く 強い体幹』は、筋力に頼らず“意識の使い方”によって体幹を安定させていく方法を解説した本です。著者はヨガや武術、整体の理論を背景に、誰でも取り組める「身体の感覚トレーニング」を提案しています。
「体幹とは筋肉ではなく“通り道”である」という視点は、従来のトレーニング本とは大きく異なります。
印象に残った内容
とくに印象に残ったのは、
「体幹とは、力を伝える“通り道”」
という表現。
この本を読むまでの体幹のイメージは、体幹を鍛えてるから強いとか、力を抜くと体幹が弱くなり、へなへなになるとか・・・。
とにかく体幹はプランクなどで鍛える物だと思っていました。
そのイメージが一転。ただ力を込めるのではなく、力が通るルートを“感じる”という姿勢は、詠春拳の「中線」 「構えの軸」の意識にもつながるように感じました。
「正しく立つ」や「内側を通す」など、一見地味なワークの中に、深い身体の理解が詰まっています。
読後の感想と私の修行への応用
この本を読んでから、小念頭の最初の姿勢を取りながら“つながり”や“支え”を意識するようになりました。
今までは感覚で掴んでいた「いい感じ」が、言葉と図で理解できたように思います。
イラストがどれも分かりやすく、章や段落も綺麗にまとめられていて、辞書のように気になった場所をひいて何度も読み返せるんです。きちんと章が分かれていなかったら気になる場所を探すのに時間がかかります。
更に私は付箋の代わりに見出しシールを使い、何度も読み返したい章をメモしています。

また、力を抜くことで安定するという逆説的な感覚も、チーサオの際に実感できるようになり、稽古にもよい影響が出ています。
こうやって紹介を書いている間にもまた読み返したくなってきました・・・。
この本はこんな方におすすめ!
- 武術やヨガ、ダンスなど身体の使い方を大切にしている方
- 筋トレではなく、感覚で強くなりたい方
- 詠春拳の「つながり」や「力の流れ」を体感したい方
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筋力ではなく「意識」で体幹を安定させる方法に興味のある方におすすめの一冊。武術やヨガの動きに通じる深いヒントが詰まっています。