読んでよかった武術の本|「筋力を越えた張力で動く!」JIDAI著

これまで読んだ本の中で、武術と舞踊の身体感覚をつなぐヒントがたくさん詰まっていたのが、JIDAIさんの著書『筋力を越えた張力で動く!』です。 日本舞踊や舞台での“見せ方”を軸に書かれているこの本ですが、武術を学ぶ身として … 続きを読む

拳は心なり──型を通して心を整える

「拳は心なり」これは、武術の世界で古くから語り継がれてきた言葉です。 拳=テクニックではなく、拳はその人の心の在り方を映すもの。この言葉に、私は詠春拳を通して何度も向き合ってきました。 型に向き合うと心が見えてくる たと … 続きを読む

静中の動、動中の静──中国武術に伝わる「動」と「静」の境地

「静中の動、動中の静(せいちゅうのどう、どうちゅうのせい)」。この言葉は、古くから中国武術に伝わる思想のひとつです。 特定の人物の名言というより、太極拳や形意拳、八卦掌など、身体の内側の流れや“気”の動きを重視する武術で … 続きを読む

書籍紹介: 『 「筋肉」よりも「骨」をつかえ 』(甲野善紀・松村卓 対談)

※Instagramでは簡単にご紹介しましたが、ここではもう少し掘り下げて、私がこの本から得た気づきや、日々の修行との関わりについて綴ります。 どんな本? 『 「筋肉」よりも「骨」をつかえ』は、日本古来の武術の身体操作を … 続きを読む

書籍紹介: 『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』(津本陽)

『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』の表紙画像

※Instagramでは簡単にご紹介しましたが、ここではもう少し掘り下げて、私がこの本から得た気づきや、日々の修行との関わりについて綴ります。 どんな本? 『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』は、伝説的な合気道家であ … 続きを読む

『透明な力』──武術の核心に触れる一冊

『透明な力』というタイトルの本

武術を学び始めてから、「本当に強いとはどういうことか?」と、何度も自分に問いかけてきました。そんな私の心に強く響いたのが、木村達雄さんの著書『透明な力』です。 この本は、大東流合気武術の達人・佐川幸義先生の言葉と生涯をま … 続きを読む

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。」——稽古の本質に触れる言葉

朝の詠春拳トレーニングに取り組むイラストレーターの女性

武道や武術の世界で、よく引用される名言に「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。」という言葉があります。これは剣豪・宮本武蔵の言葉とも言われ、修行とは何かを深く考えさせられる一句です。 「鍛」とは何か? 「鍛える」とは … 続きを読む