拳は心なり──型を通して心を整える

「拳は心なり」これは、武術の世界で古くから語り継がれてきた言葉です。 拳=テクニックではなく、拳はその人の心の在り方を映すもの。この言葉に、私は詠春拳を通して何度も向き合ってきました。 型に向き合うと心が見えてくる たと … 続きを読む

静中の動、動中の静──中国武術に伝わる「動」と「静」の境地

「静中の動、動中の静(せいちゅうのどう、どうちゅうのせい)」。この言葉は、古くから中国武術に伝わる思想のひとつです。 特定の人物の名言というより、太極拳や形意拳、八卦掌など、身体の内側の流れや“気”の動きを重視する武術で … 続きを読む

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。」——稽古の本質に触れる言葉

朝の詠春拳トレーニングに取り組むイラストレーターの女性

武道や武術の世界で、よく引用される名言に「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。」という言葉があります。これは剣豪・宮本武蔵の言葉とも言われ、修行とは何かを深く考えさせられる一句です。 「鍛」とは何か? 「鍛える」とは … 続きを読む