武術の稽古を支える、スギナのお茶|自然から整える小さな習慣

時々、庭に生えるスギナをお茶にして楽しんでいます。
春から初夏にかけて庭にたくさん顔を出すスギナは、見た目は小さくても、実はとても力強い植物です。


スギナとは?自然からの贈り物

スギナは、別名「土筆(つくし)の葉」とも呼ばれ、古くから民間療法にも使われてきた野草です。
見た目は細くて繊細ですが、地中にはしっかりとした地下茎が広がり、一度根付くと簡単には抜けません。

その強さは、体に取り入れても実感できるもの。
スギナにはシリカ(ケイ素)をはじめとするミネラル成分が豊富に含まれ、
骨や爪、皮膚の健康をサポートすると言われています。


スギナのお茶の作り方

私が普段飲んでいるスギナ茶の作り方はとてもシンプルです。

  • 新鮮なスギナを摘む(もしくは乾燥させたものを使用)
  • よく洗い、適量(ひとつかみ程度)をお鍋に入れる
  • 5分ほど弱火で煮る

これだけで、やさしくすっきりとした味わいのお茶が楽しめます。
飲みにくいと感じるときは、少しだけミントを加えるとぐっと爽やかになります。


稽古とのつながり──「内側から整える」

武術の稽古では、外側の筋力だけでなく、内側の感覚を育てることが大切です。
体のバランス、呼吸、重心──それらは見えない部分で支えられています。

スギナのお茶を飲む時間は、そんな「内側を整える」意識を自然と思い出させてくれます。
たとえば、

  • 稽古で疲れた体を、無理なく回復させたいとき
  • 内臓の働きをやさしく助けたいとき
  • 季節の変わり目で少し不安定なとき

そんなときに、静かに寄り添ってくれる存在です。


おわりに|自然に学ぶ、続ける力

スギナは、見た目は細くても、地中にしっかりと根を張り、どんな環境でも少しずつ生き延びていきます。
そんな姿は、稽古の日々にもよく似ています。

派手ではないけれど、
誰に見られなくても、
毎日少しずつ、自分を整え続けること。

スギナのお茶を飲みながら、
そんな「続ける力」を静かに学んでいきたいと思っています。

※スギナには体に有害な成分が少量含まれます。(ニコチン等)
継続して長期間の飲用は避け、時々デトックスとして楽しんでいます。

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