先日、詠春拳の月例セミナーに参加しました。この日は朝から日本舞踊の稽古が3時間あり、その後すぐに夕方からセミナーという、かなり忙しいスケジュールでした。普段なら少し休みたいところですが、月に一度のセミナーはどうしても外せない、大切な時間です。
月に一度の師父のご指導
私が通っている尼崎教室には、普段は兄弟子や仲間と共に稽古をしています。そこに月に一度、東京から師父が来られて直接ご指導いただけるセミナーがあります。
この「日常の稽古+月例セミナー」というリズムが、私の修行の軸になっています。師父に見ていただくからこそ日々の稽古も気が引き締まりますし、「次に会うときまでにもっと成長したい」という気持ちが自然と生まれるのです。
運動嫌いだった自分を変えてくれる武術
もともと私は運動が得意ではなく、気を抜くとすぐにごろごろしてしまう性格です。でも「毎月師父に見ていただける」という目標があるからこそ、日常の稽古にしっかりと取り組めています。武術が、私の生活のリズムや姿勢そのものを変えてくれているのだと感じます。
浴衣で駆けつけたセミナー会場
日舞の稽古を終え、そのまま浴衣姿でセミナー会場へ。会場では机や椅子を整えたり、ホワイトボードにセミナー内容を書いたりと準備をお手伝いしました。日舞でしなやかに踊っていた体が、だんだんと武術に気持ちが向かっていくのを感じました。
形の解説とアプリケーション、護身術
この日のセミナーは、形の細かな解説とその応用(アプリケーション)、さらに護身術を交えた実戦的な内容でした。何百回も繰り返してきた動きが、師父の解説によって新しい意味を持ち、深みを増していきます。
同じ動きでも細部の意識が変わると全く作用が違ってくるのです。
応用の稽古では「なぜこの動きなのか」 「どのように生きるのか」という視点をいただき、日常の稽古の中でまた意識するポイントが増えました。
あっという間の2時間、次への課題
セミナーは気づけばあっという間の2時間。学びの密度が高く、終わったときには心地よい疲労感と共に「また次に向けて頑張ろう」という気持ちが湧いてきました。師父からいただいた課題をしっかり持ち帰り、日々の稽古の中で繰り返し磨いていきたいと思います。
忙しい一日でしたが、充実感で満たされる時間でした。日舞と詠春拳、どちらの学びも私にとってかけがえのないもの。次回のセミナーで少しでも成長した姿を見ていただけるよう、また日々を積み重ねていきます。
