今日は、対人練習の中で思いがけない変化を感じました。
いつも通りの稽古の時間。流れの中で、相手のパンチをかわす場面がありました。私はそのとき、あえて苦手意識のある技を使ってみたんです。すると、まるで水が流れるように、相手の腕がすっと自分の横に流れていきました。
まったく無理がなく、スムーズで、抵抗も感じない。自分でも驚くほど自然な動きでした。
「今の、なんでうまくいったんだろう?」
その瞬間はとても不思議でした。いつもだったら、少し力が入ったり、動きが詰まってしまったりするのに、今日はそれがまったくなかったのです。技の動き自体は何も変えていないつもり。でも、感覚としては「何かが変わっている」という実感がありました。
ふと思い当たったのが、ここ最近続けている「小念頭、一日三回チャレンジ」です。
朝・昼・夜と、一日三回、小念頭を丁寧に行うようになってから、自分の中心軸や重心に対する意識が変わってきたように感じます。とくに最近は、「考えてから動く」よりも、「感じて自然に動く」ことが増えてきていて、それが今回の自然な動きにつながったのかもしれません。
相手をしてくれた仲間からも「え? これ苦手だったんですか? めちゃくちゃできてましたよ」と褒めてもらえました。それがまた、すごく嬉しかったです。
以前の私だったら、「これはまだ自信ないから避けよう」と、無難な動きを選んでいたかもしれません。でも、少しずつチャレンジする気持ちが出てきて、それに体が応えてくれたような気がしました。
小念頭を繰り返すことで、単に型を覚えるだけでなく、自分の身体感覚を調えることができていたのだと、今日はっきり実感しました。
やればやるほど見えてくるものがある。これは武術だけじゃなく、きっと他のことにも通じる考え方かもしれません。
明日もまた、小さな変化を楽しみながら、小念頭を続けていこうと思います。
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