今日は毎週日曜日の稽古日。
朝からしっかり身体を動かし、汗だくになるまでトレーニングしてきました。
実は二日前の金曜日、日本舞踊の稽古がありました。
そのときの振り付けに「蝶」を表現するシーンがあり、片足で優雅に踊るという動きがあったのですが、これがもう大変で……。
足の筋肉を酷使して、両足が見事に筋肉痛に。
そして迎えた今日の詠春拳の稽古。
テストが近いこともあり、同じレベルの人とペアを組んでの対人練習がメインでした。
サイドキック、フロントキック、レッグチェックと、ひたすらキックの連続!
すでに筋肉痛だった足は悲鳴を上げていましたが、
お互いにテストを意識して気合が入っているので、弱音も言えません。
キックの応酬、気合と痣と
キックを繰り返す稽古では、相手としっかりタイミングを合わせ、
実戦に近い動きの中で技を出し合います。
稽古の時、一方は詠春拳の技を出しますが、相手役の方はボクシングやムエタイのスタイルを想定したり、
かなり実戦的な練習も行います。
詠春拳は、力に対して力で対抗するのではなく、
相手の力を受け流す、いなす、崩すといった技術が中心。
そのため、自分が攻めている側はあまり痣になりませんが、
相手を受ける側になると、自分の攻撃が跳ね返ってきて、脚や腕にしっかり痣が……。
もちろん、教室では常に安全に配慮した稽古を行っています。
怪我をしないための対策や声かけも丁寧に行っており、初心者の方でも安心して参加できる環境です。
武術は痛いだけじゃない、楽しいんです
詠春拳の稽古は、決して「痛いことを我慢する」修行ではありません。
むしろ、体をうまく使って負荷を減らしたり、攻撃を受けない体の動かし方を学んでいく知的な武術です。
女性や子どもにももっと知ってほしい。
格闘技=怖い、痛いというイメージではなく、
「こんなに楽しくて奥が深い世界があるんだよ」と伝えたい。
日舞で優雅な動きを練習したあとに、
詠春拳で力強い技と動きを学ぶ──
このバランスが、私にとっては最高の学びの時間です。
筋肉痛も、痣も、すべてが「ちゃんとやった証」。
それでも毎週通いたくなるのが、この稽古の魅力なんです。
